不動産の
所有権移転登記
とは?
詳しく解説
所有権移転登記とは、土地や建物の所有権が移ったときに行う登記のことで、不動産売却時に、売主から買主に所有権が移ったことを証明するために行います。 不動産の所有権の移動を登録する事によって、不動産の権利者が誰なのかを明確化しています。所有権移転登記の手続きは、所有権を得たあと1ヶ月以内に行わなければならないと定められています。
不動産の売買契約を締結したあとの、代金決済時に行います。一般的に売買契約と決済は別日に行っていて、決済は法務局が開いている平日に行います。
その理由は司法書士が立ち合い、所有権移転(名義変更)手続きを行った後すぐに法務局へ所有権移転登記を行うからです。
STEP1
本人確認と不動産購入の
意思確認を行う
STEP2
所有権移転登記に必要な書類が
すべて揃っているか確認する
STEP3
売買代金の授受に許可を出す
STEP4
その日のうちに法務局に行き
所有権移転登記を申請する
売主
□登記済証または登記識別情報通知書
□印鑑証明書(発行日から3か月以内)
□固定資産評価証明書
□委任状(自分で手続きを行う場合は不要)
□身分証明書
買主
□登記原因証明情報(売買契約書)
□住民票(有効期限なし)
□委任状(自分で手続きを行う場合は不要)
□身分証明書
□印鑑証明書(住宅ローンを利用する場合)
登録免許税 | 不動産の固定資産税評価額の0.4%~2% |
---|---|
印鑑登録証明書 | 300~500円程度 |
資格証明書 | 300~500円程度 | 固定資産評価証明書 | 300~500円程度 |
司法書士への報酬 | 50,000~200,000円程度 |
印鑑登録証明書や資格証明書、固定資産評価証明書などは、各市町村の役所で発行します。手数料は地域ごとの違いはあるものの、300~500円程度が相場です。
所有権移転登記は、司法書士に依頼することが多いです。司法書士への報酬は依頼内容、作業内容、地域によっても異なりますが5万円~20万円程度が目安です。