現在住んでいる家を売却して引っ越す場合、多くの方が悩んでしまうのが「どのタイミングで引っ越しをすればいいか」という問題です。
その際引っ越しの時期を考える時にひとつのタイムリミットとなるのが、物件の所有権が移転する「引き渡し日」です。引き渡しは代金を支払う決済日に行うので、それまでに引っ越しを済ませておくことを目安に考えると良いでしょう。
自宅を購入したときにもらった建築関係の書類や、給湯機やトイレなどの付帯設備の保証書など、必要書類を買主に引き渡しますので準備しておきましょう。マンションの場合は管理規約も必要です。
納付義務者は1月1日現在の登記簿上の所有者です。そのため、売買した年の納付書は5月ごろに売主へ届きます。一般的には、引き渡し日から日割り計算した金額を買主からもらう方法を取っています。
住宅設備に問題がある場合は、トラブルを避けるため物件を引き渡す際に買主に伝えます。
引っ越しの時期を考える際に、売却先が決定する前に引っ越しをする売却先行か、売却が決定してから引っ越しをする購入先行のどちらにするかを考えます。これらのメリット・デメリットを踏まえ、一般的には売却先行が推奨されています。売却先行のデメリットを解消するために、契約から引き渡しまでに3〜6ヶ月程の猶予を設けておくことが多いです。
・価格面で妥協せずゆっくりと売り先を選べる
・不動産の売却価格を予算にして新居が探せる
・買主が決まったらすぐ新居を探す必要がある
・気に入った家がすぐに見つかるとは限らない
・ゆっくり新居を探すことができる
・買主候補に気軽に内覧してもらえる
・引っ越しても売り先が見つからない
・新旧両方の物件に維持費がかかる