不動産業界で使われる「仲介」とは、売主と買主の間に立って、双方の手続きや契約を成立させることを言います。不動産は大切な資産ですので、売却するのならできるだけ高い値段で売却したいと思うのは当然です。
不動産の売却方法は主に「仲介」「買取」「買取保証」に別れていますが、その中でいちばん高く売ることができるのが「仲介」なのです。
説明 |
メリット |
デメリット |
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仲介 |
売り主・買い主の間に 不動産会社が入り売買する |
相場に近い値段で売却可能 |
売れるまでに時間がかかる |
買取 |
不動産会社が直接買取する |
すぐに売却できる 近所に知られない |
売却価格が低め 市場価格の5~8割程度 |
買取保証 |
一定期間仲介で売れなかった場合は 提示していた価格で不動産会社が買取 |
とにかく早く現金化できる |
売却価格が低め 市場価格の5~8割程度 |
仲介のデメリット
買主が見つかるまで販売活動をするので売れるまでに時間がかかる場合があり、急ぐ場合は住み替えや資金繰りが計画通りにできない可能性があります。
仲介のメリット
相場と同程度の価格で売却でき、手元に入る金額が多くなります。急いでいない方、住宅ローンの返済が残っている方、住み替えで新居を購入する方は仲介での売却がおすすめです。
不動産売買時には、売主と買主がそれぞれ法的手続や契約書を交わすことが必要です。ご自身で全ての手続きをするのは専門知識がないと難しいため、たいていの方は不動産会社に依頼しています。
また、不動産仲介の場には宅地建物取引士という有資格が必要で、不動産仲介会社は宅地建物取引業の免許を持っていなければならないという決まりがあるので、安心して依頼することができます。
物件を探している人に希望に合った物件を紹介します。お客様が希望されれば現地へ案内し、物件や周辺環境について説明をします。
売主と買主の間に入り売買金額や引き渡しの時期、支払い方法などの条件を調整します。
不動産の所有権を売主から買主に移します。各種登記の実行、登記済証の交付など が挙げられます。
不動産会社は、買主を見つけることから契約まで、不動産仲介に必要な全行程を行います。一般の人にはできない、不動産のプロだからこそできる仕事です。